面積積分の計算例
○ f=1 の場合
(a),(b),(c)何れの方法でも可能である
(a)では、
(b)では、
であるから、
(c)では、もっと簡単に
○ f=x の場合
xの項が入るので、(a)または(b)を使用。
(a)では
(b)では
なお、この場合、関数の形を考えれば、具体的に積分計算をしなくても、結果が0となることが判る。
すなわち、先ずx= -R〜x=0までの積分とx=0〜x=Rまでの積分に分ければ
この第1項をx= -xと変数変換すれば、dx= -dx,x= -R〜0のときx=R〜0であるから第1項は
と書ける。ところが、今の例では、f(-x)= -f(x)であるからこれは
となり、第2項と符号が逆であるから、結局
○ f=x2 の場合
この場合もxの項が入るので、(a)または(b)によるが、前と同様明らかに(b)の方が計算の手間が省ける。
○ f=r2 の場合
r2=x2+y2 とおき、(a)や(b)の方法を用いても解けるが、(c)の方法が極めて容易である。